リクルートマネジメントソリューションズは6月に、部長以上の経営職、管理職131名を対象に「リベラルアーツに対する調査」を実施した。
同調査は、従業員規模が500名以上の企業に勤める経営職・管理職で、最終学歴は大卒、リベラルアーツについて聞いたことがある人を対象とした。
まず、経営職、管理職で成果をあげる上で、教養などのリベラルアーツは必要だと思うか尋ねたところ、「必ず必要だと思う」(14.5%)、「必要だと思う」(35.1%)、「どちらかといえば必要だと思う」(32.8%)の合わせて82.4%が必要だと回答した。
リベラルアーツの学習状況について尋ねたところ、61.1%が社会人になってから学んだ経験があると回答した。学習して仕事をする上で役に立っているものについて聞くと、経済学、歴史が約7割、心理学、先端技術、自然科学が約6割、政治学、文学が約5割だった。
学習経験の有無などにかかわらず、経営職、管理職にとって、リベラルアーツは何の役に立つか尋ねると、「多様なものの見方ができるようになる」(61.1%)、「意思決定における自分の軸を作る」(51.9%)が半数を超えた。以下「持論を形成する」(42.0%)「変化に対応すること」(35.9%)、「海外の異文化を理解すること」(31.3%)が続いている。