STMicroelectronicsは、AT&SおよびスイスSoundchipと協力してバイオニック・ヒアリング・モジュールの開発を行っていくことで合意したと発表した。

同モジュールは、頭部トラッキング用のセンサなど、外出先でのオーディオ体験をさらに向上させるためのさまざまな電子技術を組み込むことで、拡張された音声ガイダンスや生体モニタなどの機能が実現するもの。ユーザは周辺音に対して自分の耳を電気的に「開く」(聞こえるようにする)または「閉じる」(遮断し聞こえなくする)ことができるほか、接続先のスマート・デバイスにて制御することで、周辺音を増大させることも可能だとのことで、閉塞感を解消するためにイヤホンなどのオーディオ機器を取り外す必要がなくなるほか、耳が詰まるような不快感に悩まされたり、騒音で耳が痛くなるようなことがなくなるという。

具体的には、STのMEMSセンサおよびMEMSマイクロフォン、ならびにSoundchipが開発した遅延なく音声処理を行うHD-PA技術に準拠したオーディオ・エンジン、ARM Cortex-Mベースの低消費電力32bitマイクロコントローラ「STM32」を搭載するほか、AT&SのECP(Embedded Component Packaging)技術と2.5D PCB技術をパッケージングに採用することで、小型モジュールを実現するとしている。

なお、バイオニック・ヒアリング・モジュールは、2015年第2四半期末にサンプル出荷が開始される予定だという。