キヤノンは9月16日、デジタルカメラ「PowerShot」シリーズの新モデル「PowerShot G7 X」を発表した。発売は10月3日で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの直販価格は66,800円となっている(税別)。
高性能レンズや大型イメージセンサーを搭載し、高機能コンパクトとして展開されている「PowerShot G」シリーズの新モデル。1台で広角側24mmから望遠側100mm(いずれも35mmフィルム換算時)をカバーする幅広い焦点距離と、広角側で開放F1.8を実現する大口径レンズ、1型と大きなサイズのCMOSセンサーを搭載する。CMOSセンサーはダイナミックレンジが拡大し、より高精細な描写が可能となるとともに、キレイなボケ味を実現する。画像処理エンジンは、動画撮影に強い「DIGIC 6」を搭載。また、コンパクト機としては高速な秒間6.5コマの連写性能、0.14秒の起動など高速なレスポンスも特長だ。
撮影にこだわるカメラ愛好家をターゲットとしており、2段ダイヤル式の露出補正、操作性に優れたコントロールリング、ホールド性の高いグリップ、レザートーン塗装など、ボディの各所に高い機能性を実現する装備が備えられ、また高品位なデザインに仕上げられている。
そのほか、ピント抜けしにくい小フレームサイズの31点AF枠、満天の星を簡単に撮れる「星空モード」、最短5cmのマクロ撮影、NDフィルターなどを搭載。撮影した画像をスマートフォンやタブレット端末に転送したりできるWi-Fi接続機能やNFC機能も備えている。
主な仕様は、撮像素子が有効画素数が有効約2,020万画素・1型(13.2×8.8mm)のCMOSセンサーで、レンズが焦点距離24~100mm(35mmフィルム換算時)の光学4.2倍ズーム、開放F値がF1.8~F2.8、対応感度がISO125~ISO12800となっている。手ブレ対策は3段分(CIPA準拠)の補正効果を有する光学式手ブレ補正と、撮影状況に応じて最適な手ブレ補正を適用する「マルチシーンIS」を搭載。
背面のモニターは約104万ドット・3型の液晶(タッチパネル、上180度のチルト方式)で、動画の記録形式がMP4(MPEG-4 AVC/H.264)、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約210枚(液晶モニター使用時)。
サイズはW103×D40.4×H60.4mm、重量は本体のみで約279g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約304g。