米ヒューレット・パッカード(HP)は4日(現地時間)、キーボードを着脱できるタブレットPC「ENVY x2」を発表した。マイクロソフトのタブレットPC「Surface」を思わせるデザインで、本体背面に角度調節可能なスタンドを備え、タブレット部を自立させて使用できる。13.3型と15.6型の2モデルを用意する。

ENVY x2 13.3型モデル

ENVY x2 15.6型モデル

また、プロセッサに、最新の14nm製造プロセス採用プロセッサ「Core M」を採用することも特徴。Core Mプロセッサは、Intelが、6月に台湾で開催されたCOMPUTEXで展示されたCPUで、前世代「Haswell-Y」を超える性能ながらTDPを半分以下に抑えられているという。

ラインナップは13.3型と15.6型の2機種で、いずれも解像度は1,920×1,080ドット。本体左部にBeatsAudioブランドのスピーカーを備える。

本体とマグネットで着脱するBluetoothキーボードは、13.3型モデルと15.6型モデルで形状が異なる。13.3型モデルではキーボードの下にトラックパッドが配置されているのに対し、15.6型モデルでは、キーボードの右部にトラックパッドが配置されている。

ENVY x2 13.3型モデル

ENVY x2 15.6型モデル

具体的な仕様は不明だが、15.6型モデルでは最大500GBのハイブリッドHDDが、13.3型モデルでは最大256GBのSSDが搭載可能という。また、製品写真を見た限りでは、USBポートやSDカードスロットが装備されているようだ。OSはWindows 8.1 Update。

13.3型モデルは、米国で10月29日に発売。5日現在の同社直販サイトの価格は価格は949.99ドル(約100,000円)から。15.6型モデルも同じく米国で11月5日に発売。同社直販サイトの価格は899.99ドル(約94,800円)からと記載されている。