ソフトバンクテレコムとSBパワーは、7月1日より法人向け電力小売り事業を開始したと発表した。電力の販売は関東エリアから開始し、以後、東北エリアをはじめ順次拡大する。

両社は、特定規模電気事業者(以下、PPS)による電力小売りが認められている50kW以上の高圧電力で電力供給を受ける法人向けに電力を販売する。

電力はソフトバンクテレコムが、PPSであるSBパワーと電力の販売・買い取り業務委託契約を結び、電力需要のある企業への販売や、法人が発電した電力の買い取りを行う。SBパワーは北海道と沖縄県を除く全国の発電事業者から電力の仕入れを行い、電力受給の管理業務を行う。

今回、両社が提供する電力は自然エネルギーの比率が高い電力で、CO2の排出を抑えたクリーンな電力を提供。企業の導入に際しては、月々の電気料金内訳をもとに最適な電力使用のシミュレーションを実施し、適切な使用方法の提案を行うことにより企業の電力コストの低減を促進する。

今回の法人向けの電力小売り事業を通じ、両社はソフトバンクグループのグループシナジーを活用し、今後、電力サービスを従来ソフトバンクテレコムが提供しているネットワークサービスやクラウドコンピューティングサービスなどの法人向けソリューションと組み合わせて提供することにより、さらに充実したソリューション提案を行っていく。

電力販売の仕組み