ミドクラジャパン(ミドクラ)は、ソフトバンクテレコムが「標準IT基盤プロジェクト」の検証環境において、ミドクラのネットワーク仮想化ソリューション「MidoNet」を導入し、共同で技術的な検証を開始したと発表した。

「MidoNet」概要

ソフトバンクテレコムでは、オープンソースのクラウド管理システム「OpenStack」とミドクラの仮想化プラットフォーム「MidoNet」を使った実験環境を構築し、検証作業を実施。分散アーキテクチャを持つプラットフォームを使うことにより、既存のネットワーク機器を活用しながら、将来の規模拡張にも備えたインフラ構築が可能になる。

MidoNetは、クラウド環境における最適のネットワーク仮想化ソフトウェアで、従来のネットワーク機器やVLANのような仮想化技術では、ネットワーク構築の自動化、柔軟性、スピードといった面でネットワークがボトルネックとなってしまうところ、MidoNetの使用により、物理的なネットワークから論理的なネットワークを分離し、これらの問題を解決する。

ミドクラは、ソフトバンクテレコムとの今回の検証を通じ、オープンアーキテクチャを取り入れながら、自動化と効率性を実現できるIT基盤の技術開発、構築や運用ノウハウの蓄積し、将来的には、ソフトバンクテレコムのクラウドサービス、プライベートクラウド構築におけるビジネスパートナーとして、国内外でソリューションやサービスの展開を目指す。