今年で創立50周年を迎え、数々の名作アニメを手がけてきた老舗アニメーション制作会社トムス・エンタテイメントが、8月2日から26時間連続で『トムス・エンタテインメント アニメ制作50周年特別番組 TMSアニメ50年のDNA』を放送することが決定し、20日に都内で制作記者会見を行った。

左から関根勤、つるの剛士、菊地亜美

同番組では、手塚治虫原作で日本アニメの黎明期の作品にして、トムス・エンタテインメントの初制作作品『ビッグX』のこれまでパッケージに収録されたことのない幻の11話をはじめ、『巨人の星』『ベルサイユのばら』『じゃりン子チエ』といった日本のアニメに多大な影響を残した作品から、45本のエピソードをピックアップ。さらに、世代を代表する3人のMC、関根勤、つるの剛士、菊地亜美による、自身のアニメとの関係を踏まえたトークやアニメ制作スタッフへのインタビューなども予定されている。番組は、CS/BSアニメ専門チャンネル「アニマックス」にて放送。

制作記者会見に登壇した、アニマックス・ブロードキャストジャパン代表取締役副社長・小田正人氏は「今回の特番は、26時間のマラソン放送形式で、アニメ専門チャンネルとしてトムスアニメの魅力に迫っていきます」と番組のコンセプトを説明。続いて登壇した、トムス・エンタテインメント取締役企画プロデュース室長・三宅澄二氏は、「トムスは『まだ、ないことを!』をキーワードに50周年記念企画事業に取り組んでおります。その中の一番大きな目玉が『トムス・エンタテインメント アニメ制作50周年特別番組 TMSアニメ50年のDNA』になります」と話した。

会見には、関根、つるの、菊地の3人も登壇。菊池は「ミニモニが大好きで、『とっとこハム太郎』とコラボした作品があって、それを真似して歌ったり踊ったりしていました」と思い出を語るも、つるのは「14年前が昔とか言われると、僕らにとっては最近のことなので……」と苦笑い。最年長の関根は「15くらいの時に『巨人の星』に出会いました。僕が21歳で芸能界に入って最初の10年はうまくいかず、へこたれたこともあったんですが、星飛雄馬に比べたらマシだなと思ってがんばってこれました」と、当時『巨人の星』が原動力になった過去を明かしつつ、持ちネタである蟷螂拳が『空手バカ一代』に登場した"蟷螂拳法"の使い手がヒントになっていることを身ぶり手ぶりで熱弁していた。

『トムス・エンタテインメント アニメ制作50周年特別番組 TMSアニメ50年のDNA』
放送局:アニマックス
放送日時:8月2日19:00~8月3日21:00
番組MC:関根勤、つるの剛士、菊地亜美