AKB48の大島優子が9日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行い、同グループの総合プロデューサー・秋元康氏が大島のために書き下ろした楽曲「今日までのメロディー」に関するエピソードを語った。

AKB48劇場で卒業公演を行った大島優子とメンバー

同曲は、秋元氏が大島の卒業を記念して書き下ろした楽曲で、36thシングル「ラブラドール・レトリバー」に収録されている。ミュージックビデオには、秋元才加、宮澤佐江、大堀恵などの同期メンバーをはじめ、高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみといった先輩や後輩メンバーが出演。AKB48劇場のほか、初めて劇場外でコンサートを開催した日本青年館や目標として掲げていた東京ドームなど思い出の地を巡り、歌詞には大島の心情が投影されている。

「優子」コールではじまった卒業公演。「ギンガムチェック」「Everyday、カチューシャ」の後に歌ったのは、「今日までのメロディー」だった。歌唱前、大島は「私の卒業ソングということで、秋元さんが私のことを思って書いてくれました」と紹介。「当初は歌詞が2つありました」と明かし、「2パターンあって、『優子の8年間の思いを書こうとしたら、一曲じゃ収まらないんだよ』と言ってくださって」と秋元氏の思いを伝えた。

そして、「『どっちがいいか、自分で選んで』というふうに言われました。私はこっちの歌詞、みんなを思い浮かべながら選びました」と振り返り、「秋元先生が私に書いてくれた曲、8年間の思いが詰まった曲、しっかり聞いてください」とファンに語りかけながら、同曲を歌い上げた。

大島は2006年に2期生としてAKB48に加入。現メンバーでは宮澤佐江、梅田彩佳、小林香菜が、卒業メンバーでは秋元才加、河西智美、大堀恵、野呂佳代などが同期。卒業公演の模様は、フジテレビ系の番組『HEY!HEY!HEY!特別篇さよなら大島優子AKB48ラストステージ生中継SP』(19:00~20:54)で生中継された。


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