相鉄ホールディングスはこのほど、全国にホテルチェーンを展開するサンルートの株式を取得し、子会社化すると発表した。サンルートの株式を100%保有するJTBから全株式を取得する。取得金額は非公表。

写真は相模鉄道11000系

サンルートは国内で66軒(直営とフランチャイズの合計)のホテルを展開しており、客室数は1万550室。2014年3月期の売上高は161億5,700万円、経常利益7億200万円、当期純利益4億300万円。相鉄グループは現在、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズをはじめ、15軒のホテル(客室数計2,549室)を運営しているが、サンルートの子会社化により、店舗数は81軒、客室数は1万3,099室へと一気に増える。

相鉄ホールディングスは東京オリンピック開催や訪日外国人旅行者の増加などを見据え、2019年度までに50店舗超のホテルチェーン展開をめざす成長戦略を描いてきた。今回のサンルート株式の取得はこの方針に沿ったもので、サンルートの運営ノウハウやブランドの活用により、ホテル事業の基盤をより一層強固にしていくねらいがある。