東京都は6月2日から、平成26年度の「職人塾」の塾生の募集を開始する。職種は全23種で、体験期間は1カ月(20日程度)を予定している。

和食の調理

23種類の様々な職種を用意

本染手拭

東京都では、平成17年度より「親方と弟子」という形で若者に「職場体験実習」を行う機会を提供している。若者が優れた職人技を目にして、職人の指導で「ものづくり」を実際に体験。ものづくり職種への理解を深めるきっかけを与えるとともに、技能の継承、後継者の育成にも結びつけていくことも目的としている。

職種は全23種(予定)。現代のいすや古典的ないすの構造を学び基礎実習を行う「いす張り」、「畳製作」、タイル張りやモルタル壁の補修、簡単な大工仕事を学ぶ「タイル張り」、墨付け、木取り、組立てなどの基本作業を行う「建具製作」、伝統的な染めの技法の基礎を学ぶ「本染手拭」、「造園」など。その他の職種は、5月28日までに東京都職業能力開発協会のホームページで公開する。

いす張り

造園

同塾は、申込み後に説明会を実施する。職場見学をし、マッチングを行ったあとに、実際に職場に入って体験実習を実施。体験実習は、6月下旬から順次実施する予定とのこと。

対象となるのは、34歳以下で、現在仕事に就いていない者、または臨時的な職に就いている者。定員は40名だが、職種により希望者が集中した場合は受講できないこともある。

申込み場所は、東京しごとセンター3階ヤングコーナー(千代田区飯田橋3-10-3)。詳細は、TOKYOはたらくネットでも案内している。