fx-FD10 Pro

カシオ計算機は16日、測量に役立つプログラムを搭載した土木測量専業電卓「fx-FD10 Pro」を発表した。4月25日より発売する。価格はオープン、店頭予想価格24,000円前後。

土木測量専用に設計されたタフネス電卓。屋外現場での使用を考慮して、高い耐衝撃性能とIP54準拠の防沫・防塵性能を備えた。本体にはエラストマ素材を使用しており、濡れた状態でも滑りにくく、表示部とキーにバックライトを搭載することで暗い場所でも作業しやすいように配慮。実行したいプログラムを片手で操作できるサイドキーも装備する。

測量に役立つ基本公式プログラムを本体に内蔵。測量結果から土地の図面情報を計算するのに役立つ「トラバース計算」や、道路を施工する際のカーブの計算に役立つ「単心曲線要素計算」などを収録した。

写真右はバックライト点灯時

主な仕様は、液晶表示部の解像度が128×64ドット、操作キーが38キーと3サイドキー、ユーザーメモリが62,000B、ストレージメモリが最大1MB、電源が単4形乾電池×4本、電池寿命が約200時間。SDメモリーカードに対応し、CSVファイルの取り込みやプログラムの変換機能などを搭載する。

収録ソフトは、単位換算(107単位)、土木測量分野基本公式プログラム(21種)、統計計算機能、表計算機能(スプレッドシート)、度分秒結果表示。プログラム関連は、プログラム簡単呼び出しキー、実行履歴機能、プログラム実行制御(条件ループ、条件分岐、サブルーチン、Break、Return)など。本体サイズはW21×D88.5×H177.5mm、重量は約250g(電池含む)。