阪神電気鉄道と白鶴酒造はこのほど、六甲山で取れた天然はちみつと六甲山系の伏流水を用いたお酒「白鶴 ミード(はちみつ酒)」を150本限定で製造した。六甲山の遊休地で養蜂を行い、製品化までを手がける「阪神電車みつばちプロジェクト」の新商品だ。

六甲山のはちみつを使用して150本限定で製造された「白鶴 ミード」

「ミード」は、はちみつを発酵させたお酒。日本ではなじみが薄く、白鶴酒造としても初の生産となるが、1万4,000年前から存在する世界最古の酒といわれており、ヨーロッパでは広く親しまれているという。

今回の企画は、「阪神電車みつばちプロジェクト」に深く関わり、今年1月に急逝した俵養蜂場の前社長・俵孝氏が、「ミードの製造に挑戦してみたい」と生前に熱意を示していたことが始まり。阪神電気鉄道が地元神戸の白鶴酒造に話を持ちかけ、1年半以上もの研究開発と商品企画などを経て完成にこぎつけた。はちみつ生まれのやわらかな甘みとほどよい酸味が特徴で、よく冷やしてストレートかロックで味わうのが良いとのことだ。アルコール分は16%。

「白鶴 ミード」は495ml瓶詰めで3,200円(税別)。4月23日から神戸市東灘区の白鶴酒造直営店2カ所(御影クラッセ1階「白鶴御影MUSE」・白鶴酒造資料館)で販売。阪神百貨店梅田本店の地下食品売場でも、4月25・26日の2日間限定で販売される。