ジャパンディスプレイは3月27日、ワイドQuad HD(1440×2560)解像度の5.5インチTFT液晶モジュールを量産化、4月から出荷すると発表した。
スマートフォンはここのところ5インチを超えるディスプレイを搭載する端末が増えており、カメラモジュール、画像処理技術の向上とともに、高画質コンテンツを楽しむ土壌ができているという。
今回量産化にいたった5.5インチ WQHD液晶は、量産製品として世界最高水準の精細度538ppiに達しており、フルHD液晶と比較して、更にリアリティのある写真画像、映像をスマートフォンで体験できるとしている。
2014年には、5.5インチ製品以外にも複数のWQHD解像度液晶を量産、リリースする予定とのことで「スマートフォンの世界で、新たな最先端領域を形成していく」とジャパンディスプレイはコメントしている。
なお、技術要素では、同社の低温ポリシリコン技術を向上させることで、画素の開口率を高め、低透過率と低消費電力を実現。それに加えて、従来のフルHD液晶モジュール製品と変わらない薄さ、サイズを達成したという。
仕様は、画面サイズが対角13.87cmの5.46型。外形寸法は70.94mm×128.26mm×1.35mmで、ガラス額縁寸法は上1.0mm、左右1.0mm、下が5.4mm。色再現域はNTSC比で70%、コントラスト比が1000:1、視野角が上下左右160度以上、表面輝度は450cd/2となっている。