日本を色に例えるとしたら何色? -日本在住の外国人に聞いてみた

Q.日本の印象を色に例えるとしたら何色?

海外からの視点で見ることで、日本における美意識や文化について改めて理解できることは多いもの。今回は、より日本のイメージを概念的に捉えるために、日本在住の外国人20名に「日本の印象を色に例えるとしたら何色?」と聞いてみました。日本に対し彼らがどのようなイメージを持っているのか、さっそく回答を見てみましょう。

桜色・ピンク

■桜のピンク。柔らかくて、とても日本らしい色だと思う。(フランス人/35歳/男性)
■桜色 (インドネシア人/35歳/男性)
■咲いている桜の色。 (ロシア人/29歳/女性)
■ピンク (トルコ人/26歳/女性)

最も多かったのが、「桜色」、「ピンク」という回答でした。今年もようやく寒さが和らぎ、気象庁の開花宣言が出されましたね。日本中が桜色に染まる季節に感動する心は、日本人も外国人も同じです。色の名前を、「ピンク」ではなく、「桜色」と答えてくれた人が多かったのも印象的でした。

赤・白

■赤と白 (中国人/32歳/女性)
■赤が浮かんできます。もしかしたら日の丸の影響かもしれません。(スウェーデン人/45歳/女性)
■日本の旗の色。 (ロシア人/29歳/女性)
■赤。日の丸の印象が強いので。(シリア人/30歳/男性)

桜色と並んで多かったのが、国旗の日の丸から連想した「赤」、「白」という回答でした。伝統的にも用いられることの多い紅白色。お祝いごとの席や贈り物に使われるほか、「紅白歌合戦」や「紅白帽」など、対抗するふたつの組に対しても用いられますよね。

■サムライブルー (イギリス人/47歳/男性)
■青 (イタリア人/36歳/女性)

サッカー日本代表のユニフォームカラーである「サムライブルー」。島国である日本の「海」と「空」を連想させる美しい色です。他のスポーツ競技では国旗の色から赤や白といったユニフォーム色を採用することが多いなか、サッカーでは戦前から水色が使われていたそうです。近年のワールドカップの盛り上がりもあり、新たな日本のイメージカラーとして浸透してきています。

黒・グレー

■黒 (韓国人/46歳/男性)
■グレー (インドネシア人/33歳/女性)
■灰色 (ポーランド人/26歳/女性)

黒・グレーといった無彩色を挙げる人も数名いました。繁華街のビル群、スーツのビジネスマンといった都会的なイメージから来ているのかもしれません。また黒は、「黒髪」、「墨汁」、「漆塗りの黒」といった日本の伝統的なイメージにもつながりますね。

■緑と青です。(ドイツ人/38歳/男性)
■抹茶色。他の国にはない色合い。(フランス人/35歳/男性)

国土面積の約3分の2が森林の日本。フィンランドやスウェーデンといった北欧の国と並び、先進国ではトップクラスの「森林率」なのだそう。「緑」に例えてくれた人は、そんな緑豊かな国土のイメージから連想したのでしょうか。 また、緑の中でも「抹茶色」と答えてくれたフランス人の男性もいました。同じ緑色でも、日本の伝統色では「抹茶色」、「萌葱(もえぎ)色」、「翡翠(ひすい)色」、「若葉色」など、表現豊かな色名が付けられています。自然界の色に対する、日本の繊細な感性を気付かせてくれる回答です。

そのほか

■カーキとパープル(スペイン人/36歳/男性)
■紫 (ブラジル人/54歳/女性)
■茶色 (アメリカ人/37歳/男性)

その他に挙がったのは、「紫」や「茶色」といった落ち着いた色の名前。特に「紫」は古来より気品ある色とされ、聖徳太子の定めた「冠位十二階」でも最上位の色とされていました。興味深いことに、海外でも"be born in the purple"という慣用句が「王族・貴族の家に生まれる」という意味で使われるのだそうですよ。

いかがでしょうか? 外国人からの日本に対するイメージを抽象的に捉えると同時に、色の持つ心理的イメージの面白さについても考えさせられるアンケート結果でした。皆さんは、日本の印象を色に例えるとしたら何色を選びますか?



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