チノンは3月7日、フルHD(1,920×1,080ドット)記録対応のレンズ交換式デジタルビデオカメラ「Bellami(ベラミ) HD-1」を発表した。発売は3月22日だが、3月7日より同社の直販サイトでは予約受付を開始している。販売価格は85,000円(税別)。
8mmフィルムカメラとして市場を席巻した「チノンダイレクトサウンド」と同じく縦型形状を採用するデジタルビデオカメラ。レンズ交換式で、Dマウントの交換レンズを装着することができる。
パッケージには新規開発の「CHINONレンズ」が標準レンズとして付属する。CHINONレンズの焦点距離は4mm、開放F値はF1.2、レンズ構成は6群7枚。操作性が重視されたトルク感や、無段階調整式の絞り、金属鏡筒などが採用されている。
また、各種マウントアダプターを使用して、オールドレンズを装着することも可能。本体にはDマウントレンズアダプターが付属するほか、16mmフィルムカメラで用いられていたCマウントや、CマウントをダウンサイジングしたCSマウント、700種類以上のレンズが存在するM42マウント用のアダプターも後日、オプションとして発売される予定だ。
撮像素子は1/3型MOSセンサーを採用。そのほか、0.47型・144万画素のEVF(電子ビューファインダー)や電子式手ブレ補正機能などを備える。なお、本体上部にはホットシューが設けられており、JIS規格のストロボやビデオ用ライトなどのアクセサリを取り付けることが可能だ。
主な仕様は、撮像素子が210万画素の1/3型MOSセンサーで、レンズマウントがDマウント、EVFが液晶方式(0.47型・144万画素)、対応感度がISO160~ISO12800となっている。動画の記録形式はMOV(H.264/AVC)およびAACで、静止画(JPEG)の記録も可能。動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)/30fps、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードのほか、内蔵メモリ(187MB)にも記録可能。
バッテリーは単3形電池×2本(ニッケル水素電池、アルカリ乾電池)で、動画の連続撮影可能時間は80分(ニッケル水素電池使用時)。サイズはW9.6×D3.3×H9.5cm(本体のみ)、重量は約260g。