SKE48の松井玲奈が、AKB48グループ内の「人事異動」を発表するイベント「AKB48グループ大組閣祭り~時代は変わる。だけど僕らは前しかむかねえ!~」で「交換留学生」として乃木坂46の兼任が決まったことを受け25日、ブログに心境をつづった。

SKE48メンバーへの思いをつづった松井玲奈

前夜の発表直後、Google+でファンに向けて「乃木坂46ファンのみなさん、SKEファンのみなさん、驚いたと思います。まずはどちらのファンの方にも認めていただけるよう頑張りますので、よろしくお願いします」と呼びかけたものの、その後の投稿では「ブログを書いているんですが、長くて長くてまとまらない…どこから語ればいいでしょう」とコメント。翌日の21:40に「昨日は大組閣が有りました」という書き出しでブログを更新した。

冒頭の「私が思っていたよりもずっと変化は大きくて、どこからどう語ればいいのかとても難しく感じています。どっしり構えていたつもりですが、人の気持ちがあることはなかなか難しいものです」からは、発表直後の衝撃とその後の戸惑いがうかがえる。その後はチームEのリーダーになった須田亜香里について、「あかりんはいつもしっかりした考えと信念を持っている子。まだなれなくても、必ずみんなをあかりんらしくひっぱって行ってくれるはず」と励まし、「頼もしい梅ちゃんもいます。だから安心」と副リーダー・梅本まどかの存在にも触れた。

さらに、大脇有紗と熊崎晴香の昇格を「嬉しい出来事」とし、谷真理佳(HKT48研究生から移籍)、佐藤すみれ(AKB48チームAから移籍)の移籍組に「私もびっくりしました」。「2人の泣いている姿はとても心が苦しかったけれど、SKEに来てよかったと思ってもらえるように私たちも支えることが1番だし、新しい変化がここにあるような気がしています」と分析し、「他の移籍や兼任のメンバーの顔ぶれをみて、今までと違うSKEになったと感じました。ただそれはマイナスではなく、層の厚さを感じる違い。今のSKEにも大好きだけど…ここで起きる新しいSKEの物語も私は早く見てみたいなと感じています」と"新生SKE48"に期待を寄せた。

そして、木崎ゆりあの移籍(SKE48チームSからAKB48チーム4)には「衝撃だった」。その理由について「ゆりあをはじめ、3期生は私の中でSKEの核だと思っています。今のSKEがあって、こうしてがんばってこれたのは彼女たちの頑張りがとても大きくて、SKEの今までを話す上で欠かせない」と説明し、「ファンのみなさんと同じように、私も寂しく感じています。でもゆりあは今までSKEのために頑張ってきてくれたから、今度は自分にやってきたチャンスを貪欲に掴みに行って欲しい」とこちらにもエール。

最後に松井は、「SKEのファンのみなさんが今のSKEがとても好きで応援してくださることもよくわかります。この組閣で気持ちが離れてしまう方もいると思います」とファンの胸中を気遣うと共に、「ただ、立ち止まるわけには行きません。受け入れるとかそんな簡単なことじゃないけど、応援してくださるみなさんと、自分たちを信じて頑張って行こうと思います」と宣言。「そして、現行チームがいつまでかはわかりませんが、今のチームでも何かを残すことができるよう励みます」と意気込み、「長い文を読んでくださってありがとうございます」と締めくくった。

松井は2008年にSKE48の1期生として加入。翌年にはチームSのメンバーとなり、AKB48の11thシングル「10年桜」でSKE48メンバーから選抜入りを果たした。2013年の組閣で、チームEへの異動と共にリーダーに就任。今回の組閣では、須田亜香里がチームEのリーダーに抜てきされた。考えがまとまりきらずに、悩みに悩んだこの日のブログ。その内容には、「交換留学生」という制度で公式ライバルユニットの乃木坂46との兼任が決定した自身のことには触れず、"チームEの元リーダー"という立場からの思いが詰まっていた。