城下工業は2月19日、Sound Warriorブランドのハイレゾ対応コンポ「SW Desktop-Audio」シリーズ3機種を発表した。ラインナップは、CDトランスポート「SWD-CT10」、USB DAC「SWD-DA10」、パワーアンプ「SWD-TA10」で、発売はいずれも2月下旬。希望小売価格は、SWD-CT10が49,000円、SWD-DA10が67,000円、SWD-TA10が55,000円。

超小型コンポ「SW Desktop-Audio」シリーズ

「SW Desktop-Audio」シリーズは、W146×D165×H40mmのコンパクトなボディを採用する超小型コンポ。横置きだけでなく縦置きにも対応しており、デスクトップなどの限られたスペースでも無理なく使用できる。また、サイズだけでなく、デジタルオーディオ技術と真空管に代表されるアナログオーディオの技術を詰め込んでいるのが特徴だ。

CDトランスポートのSWD-CT10は、44.1kHz/16bitの音楽CDをそのまま再生するだけでなく、192kHzまでの任意の周波数にアップサンプリング可能だ。外部クロック入力のためのBNC端子を備えており、他のデジタル機器との同期にも対応する。出力は同軸/光デジタル端子を装備する。

SWD-DA10は、192kHz/32bit、DSD128までのハイレゾ音源に対応したUSB DAC。USB以外に、同軸/光端子からのデジタル入力が可能だ。アナログ入力も1系統装備している。入力された信号は、内部で176.4kHzまたは192kHzに自動的にアップコンバートされる。SWD-CT10と同様に外部クロック入力用のBNC端子を備えており、外部クロックに同期させてアップコンバートを行うことも可能だ。

出力インタフェースは、RCAジャックのLINE出力と3.5mmステレオミニジャックのヘッドホン端子をそれぞれ1系統ずつ装備する。

パワーアンプのSWD-TA10は、プリ段に真空管の12AU7を、パワー段にはD級アンプを使用したハイブリッド構成を採用する。出力は15W×2(4Ω負荷時)。

入力インタフェースはRCAピンジャックのLINE×1で、出力インタフェースはスピーカー出力(LR)と3.5mmステレオミニジャックのヘッドホン出力、3.5mmステレオミニジャックのパワードスピーカー用出力をそれぞれ1系統ずつ備える。ヘッドホン出力は専用の出力トランスでインピーダンスマッチングが行われる。また、パワードスピーカー用出力は、一種のプリアウト端子で、プリ段の真空管を通過した後の信号を取り出すことができる。

背面端子(上から「SWD-CT10」「SWD-DA10」「SWD-TA10」)