現在、TwitterがWeb版でFacebookライクなページデザインを採用し、そのテストを行っていると話題だ。Mashableによれば、同誌スタッフの1人のTwitterプロフィールページが2月10日(米国時間)に大きく変更されたことを発見しており、その内容がFacebookのプロフィールページのそれに酷似していたという。

同件はMashableが報告している。詳細はMashableの記事に掲載されたTwitterの新レイアウトの画像をご覧いただければ一目瞭然だが、これまでの縦方向にツイートが時系列順に並ぶタイムラインのデザインとは異なっていることがわかる。

まずプロフィール欄が左上(従来は右寄りの上側)へと移動し、プロフィール写真のサイズがデフォルトで大きくなっている。また従来は「ツイート数」「フォロー数」「フォロワー数」の3つのみがステータスとして表示されていたのが、「写真/動画投稿数」という項目が追加されてツイート数の欄の横に追加され、マルチメディア情報の投稿が非常に重視されるようになった。「お気に入り数」「リスト」も欄へと追加され、よりSNSらしい仕掛けが重視されるようになったようだ。

そして最大の特徴はツイートの部分で、従来はタイムラインと同様に投稿内容が時系列で縦方向にならぶだけだったが、新デザインではツイート部分がカード形式になり、さらに写真表示が優先されるなど、より投稿内容のコンテンツ性が重視されるようになっている。

またプロフィールページのヘッダ部分に表示される画像サイズも拡大され、従来の1252×626ピクセルから、1500×500ピクセルとなった。なお、現在旧デザインでプロフィールが表示されているユーザーも、この新デザインを通して当該ユーザーのプロフィールを覗くことで、新デザインへの表示へと変化するという。

まだテスト中とみられる措置であり、全ユーザーに拡大されるまでには少し間があると思われるが、賛否両論含めてさまざまな意見が今後交わされるとみられる。一方で、これは従来のショートテキストを中心としたTwitter文化を変化させ、よりSNSとしての活用や広告メディアとしての魅力を高める試行錯誤の現れのようにも思える。