リコーイメージングは2月6日、コンパクトデジタルカメラ「RICOH WG-4」「RICOH WG-4 GPS」を発表した。いずれも発売は3月中旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はWG-4が3万円台前半、WG-4 GPSが3万円台後半。

「RICOH WG-4」はシルバーとライムイエローの2色(写真上段)、「RICOH WG-4 GPS」はブラックとブルーの2色をラインナップ(写真下段)

2013年1月に発表された「PENTAX WG-3」「PENTAX WG-3 GPS」の後継機となるアウトドア向けモデル。水深14mで2時間まで使用可能な防水性能(IPX8、JIS保護等級8相当準拠)、2mからの落下に耐える耐衝撃性能、IP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、マイナス10度までの低温で動作する耐寒性能、耐荷重100kgfというタフネス性能を備えている。

タフネス機ながら開放F2.0(広角側)の明るいレンズを搭載するとともに、撮像素子には裏面照射方式のCMOSセンサーを採用。集光効率が高いので、水中などの暗いシーンでも撮影しやすい。

「WG」シリーズとして初搭載となる「シャッター優先」モードおよび「USER」モードが追加され、全29種類の撮影モードに対応。シャッター優先は任意で設定したシャッター速度に合わせて絞りとISO感度が自動で設定され、USERは任意で登録しておいた設定を呼び出すことができるというもの。16種類の撮影シーンをカメラが自動で選択する「オートピクチャー」機能も備えており、細かい操作や設定変更を行いにくいアウトドアシーンでの撮影時に便利だ。

WG-4 GPSは、撮影画像に位置情報を付加したり、移動中のログデータを記録したりできるGPS機能や、気圧計、高度/水深計、方位計を搭載。

主な仕様は2モデル共通で、撮像素子が有効約1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離25~100mm相当(35mmフィルム換算時)の4倍ズーム、開放F値がF2.0~F4.9、対応感度がISO125~ISO6400となっている。手ブレ対策としては、センサーシフト方式と電子式を併用する「デュアル手ぶれ補正」を採用。

モニターは約46万ドット・3型ワイドの液晶方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードと内蔵メモリ(約70MB)、動画の記録形式はH.264、動画の記録画素数が最大1,920×1,080ドット(フルHD)/30fps。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約240枚。

サイズは約W125×D32×H64.5mm(操作部材、突起部を除く)、バッテリーとSDカードを含む重量はWG-4が約229g、WG-4 GPSが約236gとなっている。

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