JR九州は3月8日、九州新幹線開業10周年を記念し、787系「リレーつばめ」を1日限り復活させ、開業時の運行を再現する。

787系「リレーつばめ」が1日限りの復活(写真は特急「かもめ」)

787系特急「リレーつばめ」は、九州新幹線の全線開業により、2011年3月で運行を終えた特急列車。当初は特急「つばめ」の愛称で博多~西鹿児島間を結んでいたが、2004年3月の九州新幹線新八代~鹿児島中央間開業にともない、新八代駅にて同一ホームで新幹線に接続するリレー特急へ。愛称も、「リレーつばめ」に変更された。

今回の限定復活では、臨時特急「リレーつばめ15号」として博多~新八代間を運行。博多駅を11時41分に出発し、新八代駅に13時50分に到着する。6両編成で、1号車がグリーン席、2・3号車が指定席、4~6号車は団体専用となる。

当日は、新八代駅から同列車に接続する臨時新幹線「つばめ315号」(新八代駅14時09分発・鹿児島中央駅14時54分着)も運行される。「つばめ315号」は6両編成で、1~3号車が指定席、4~6号車は団体専用となっている。「リレーつばめ15号」から「つばめ315号」に乗り換えることで、九州新幹線開業時の運行を擬似体験できるが、当時とは異なり、同一ホームでの対面乗換えとはならない。

「リレーつばめ15号」のきっぷは、2月8日10時から全国のJR駅の「みどりの窓口」と旅行会社窓口にて発売する。なお、「リレーつばめ15号」と九州新幹線「つばめ」への乗車を含む1泊2日のツアー「復活787系『リレーつばめ』と急行『肥薩線縦断』号で行く南九州の旅」も発売中。JR九州旅行各支店と各駅旅行センターなどにて申込みを受け付けている。