ディズニーの最新SF映画『エンダーのゲーム』の初日舞台あいさつが18日、東京・新宿ピカデリーで開催。日本語吹替版の声優を務める逢坂良太、佐藤聡美、白石涼子が登壇。舞台あいさつの模様は、全国22の劇場へ同時中継された。

左から、白石涼子、逢坂良太、佐藤聡美

『エンダーのゲーム』の原作は、日本のアニメ、マンガ、ゲームなどに多大な影響を与えたオースン・スコット・カードの同名ベストセラー小説。宇宙戦争を終わらせ、地球を救うという使命を担った少年戦士エンダーの挫折と成長を描く。主人公エンダー役に、『ダイヤのA』の沢村栄純役でおなじみの逢坂が、エンダーと共に戦う少女ぺトラ役に、『けいおん!』の田井中律役で知られる佐藤が、エンダーの姉ヴァレンタイン役を、『ハヤテのごとく!』の綾崎ハヤテ役の白石が務めた。

慣れない上映後の舞台あいさつということで、逢坂は「緊張していますが、会場に負けないよう、明るくいきたいと思います」とやる気十分。さらに、会場の熱気を感じながら「ちゃんと世界観にのめり込んでくれたんだなと感じます」と、手応えを口にした。

佐藤は、エンダーとペトラの関係性について「エンダーに対して尊敬なのか、恋愛の気持ちも入っているのか。戦友から恋愛に発展していくことがもしかしてあったのかなと」と分析。逢坂は「そういうのも含まれていないと、あそこまで尽くしてくれなかったんじゃないかな。と、今、思いました」と告白。佐藤が「そうだったの?」と突っ込むと、逢坂は「収録の時も思っていましたよ」と大慌てで訂正し、会場は大爆笑。また、白石も負けじと「ヴァレンタインもエンダーのことをすごく愛していました。でも、姉弟からそういう発展は見込めないので、その楽しみはないです」と、エンダーへの思いを打ち明け、観客の笑いを取った。

観賞後ということで、ネタばれトークに花を咲かせた人気声優陣。最後に逢阪は「ようやく中身にふれることができて、ほっとしています。いろいろと話せてうれしいです」と安堵の表情で締めくくった。