冬になり、寒さ厳しい時期に入ると、ビジネス文書でよく目にするのが「ご自愛ください」という表現。この表現は特に夏や冬の、体調を崩しやすい時期によく使われるようですが、実際ビジネスで使っている人、またよく使っているという人はどの程度いるのでしょうか? 調査してみました。



Q.「ご自愛」という言葉を使っていますか?

よく使っている 3.2%
使っている 10.8%
あまり使っていない 30.8%
使っていない 55.2%

■使っている人の意見

よく使っている
・「季節の変わり目や忙しい人などに、体調を気遣う。『お体ご自愛』は意味の重複になるが、しょっちゅう使われている場面を目にするので、もはやこちらが主流か」(35歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「メールの最後の締めに、お風邪など召されませんようご自愛ください、とよく使います」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「お客さまとのメールの最後に、あいさつとして。ご多忙と存じますが…というように使っています」(28歳女性/商社・卸/営業職)
・「『お身体をご自愛ください』と〆の言葉で伝える」(28歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)

使っている
・「取引先の方とメールをしたり、体調を崩したりしてる方に対してはご自愛くださいなど文面では使いますが…普段の会話では特に使いません」(24歳女性/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系職)
・「文末などに、寒さ厳しい毎日ですが、風邪などひかぬよう、どうぞご自愛ください。など、くくりとして使っている」(29歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
・「風邪が流行(はや)りそうなときのメールの締めで、気遣いとして」(28歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「季節の変わり目の時期に、メールの最後に定型文としてよく使ってます」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)

■意味は?

今回の調査では「ご自愛」という表現をよく使っている人、使っているという人が全体のわずか14%という結果になりました。「ご自愛」という表現は書き言葉で、主に結びの言葉として使われるため、ビジネス文書をやり取りする機会が少ない方だと、あまり使うことはないのかもしれません。

「ご自愛」を結びの言葉で使う時に注意したいのは、「お体ご自愛ください」は重複表現のため、「ご自愛」の前に「お体」という表現は使わない方がいいということ。ご自愛には「自分の健康や体に気をつける」という意味があり、もともと「体」という意味が含まれているからだとか。寒中見舞いや寒い時期のメールなどでこの表現を使う人も多いと思いますが、是非「ご自愛」の表現に注意して使ってみてくださいね。

調査時期: 2013年12月11日~2013年12月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性230名 女性270名
調査方法: インターネットログイン式アンケート