Canon U.S.A.は1月6日、1,920×1,080ドット/60i記録対応のデジタルビデオカメラ「VIXIA mini X」を発表した。米国発表では3月の発売で、推定市場価格は399.99米ドルとなっている。
日本国内では「iVIS mini」の名称で展開しているシリーズの新モデルと思われる。「iVIS mini」(米国では「VIXIA mini」)ではMP4形式のみだった動画記録が、新たに1080iのAVCHDにも対応した。また、音声形式が新たにリニアPCMに対応し高音質記録が可能になったほか、バッテリー容量がVIXIA miniの760mAhから1,910mAhになり長時間記録を行いやすくなっている。
レンズはMP4記録時で焦点距離16.8mm、AVCHD記録時で17.5mm、静止画撮影時で15.4mm(いずれも35mmフィルム換算時)、開放F2.8の単焦点レンズを搭載。従来モデル同様、この広角レンズと自立スタンド、チルト・回転が可能な液晶モニターを活用して「置き撮り」や「自分撮り」を行いやすい。
そのほか、Wi-Fi(無線LAN)接続に対応しており、撮影した動画をYouTubeやFacebookにアップロードしたり、スマートフォンやタブレット端末と連携したりすることが可能だ。。
撮像素子は総画素数約1,280万画素の1/2.3型CMOSセンサーで、映像処理エンジンは「DIGIC DV 4」、有効画素数はAVCHD記録時で最大約829万画素(ワイド時)MP4記録時で最大約899万画素(同)。約1,200万画素の静止画撮影も可能となっている。液晶モニターは2.7型・約23万ドットのタッチパネル方式。
サイズは約W82×D109×H30mmで、重量は本体のみで約205g、バッテリーとカードを含む状態で約240g。