川崎市岡本太郎美術館は、「第17回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」にて入選を果たした作家の作品を展示する企画展「第17回 岡本太郎現代芸術賞展」を開催する。会期は2月8日~ 4月6日。観覧料は一般が600円、高・大学生および65歳以上が400円、中学生以下は無料。

過去の受賞作品。左は加藤智大氏による「鉄茶室徹亭」(第16回岡本太郎賞)、右は石山浩達氏による「Alien Vision:unlimited oil」(第16回岡本敏子賞)

岡本太郎現代芸術賞は、芸術家・岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく設立されたもの。17回目を迎える今回は、780点の応募があり、創造性あふれる20名(組)の作家が入選を果たしたという。入選者は以下のとおり。

入選者(50音順)

赤松音呂、アートホーリーメン、キュンチョメ、栗真由美、小松葉月、小山真德、サエボーグ、じゃぽにか、鈴木雄介、高本敦基、田中偉一郎×田中十郎、知花玲央、長尾恵那、中村亮一、萩谷但馬、廣田真夕、文谷有佳里、柵木愛子、吉田晋之介、吉田和夏

今回開催される企画展では、これらの入選者20名(組)による意欲的な作品を展示する。なお、「太郎賞」「敏子賞」「特別賞」の受賞者は、2014年1月下旬の最終審査を経て決定するとのこと。審査員を務めるのは、椹木野衣(美術評論家/多摩美術大学教授)、平野暁臣(空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長)、北條秀衛(川崎市岡本太郎美術館館長)、山下裕二(美術史家/明治学院大学教授)、和多利浩一(ワタリウム美術館キュレーター)の5名(50音順)。

また、本展に先駆けて、1月17日からは岡本太郎とオリンピックの関わりを紹介する常設展「岡本太郎とオリンピック展」も開催予定。「第17回 岡本太郎現代芸術賞展」の開催期間中は、上記料金のみで常設展も観覧できるとのこと。

芸術家・岡本太郎(1969年)