イーフロンティアは、3DCG作成ソフトウェア「Shade 3D ver.14」のアップデータ(ver14.1)の内容を発表した。このアップデータは既存ユーザーに無償配布される。配布開始は12月中に実施予定。

「Shade 3D ver.14」のアップデータ(ver14.1)の大きな追加機能である、「一括エラーチェック/自動修正機能」実行時の画面イメージ

ver14.1では、「3Dプリントアシスタント」に複数の機能が追加される。その中でも大きな要素が、3Dプリント向けの「一括エラーチェック/自動修正機能」だ。これまで、3Dモデルデータで3Dプリントを実行するとさまざまなエラーが発生し、エラー回避の修正を手動で行うと、作業量が大きくふくれあがってしまうことも多々あったという。しかし、今回追加された「一括エラーチェック/自動修正機能」を用いることで、エラーの検出から一括修正までを、画面上のボタンの操作だけで行うことができる。

また、厚みがなく実態が認識されないポリゴンがある場合に厚みを設定し、必要な場合複数シェルをまとめて一体化する機能や、修正したデータをSTL形式で書き出す機能なども「3Dプリントアシスタント」内に搭載される。これに加え、ポリゴンメッシュのエラー対応の強化や、右クリックメニューの改善など、さまざまな機能強化が行われる。なお、そのほかにも多数の新機能や仕様改善が行われるとのことだが、それらはアップデータ配布開始と共に公開されるということだ。