JR北海道とNTT東日本はこのほど、札幌駅と新千歳空港駅にて、外国人観光客向け無料Wi-Fiサービスの提供を開始した。
両社は北海道を訪れる外国人観光客の増加にともない、道内拠点駅における無料Wi-Fi(公衆無線LAN)環境の整備を共同で行うこととしており、今回が第1弾となる。無料Wi-Fiサービスの利用には、両駅の外国人インフォメーションデスクなどの窓口にて配布する「ID / PASSカード」が必要。JR北海道を利用する乗車券類を購入し、かつ短期滞在であることを示すパスポートなどを提示した訪日外国人短期滞在者に、無料で配布する。
この「ID / PASSカード」に記載されたID・パスワードを使うと、両駅の無料Wi-Fiエリアをはじめ、北海道内約4,600カ所の「光ステーション」設置店舗・施設などにて無料Wi-Fiの利用が可能になる。同カードのID・パスワードは14日間有効。
今後、両社は公式ウェブサイトやFacebookなどを活用して無料Wi-Fiサービスについての告知を行うほか、「ID / PASSカード」の配布箇所でもポスターやのぼりを掲出してサービスをPR。光ステーション設置箇所付近にはステッカーを貼り出し、無料Wi-Fiエリアであることがわかるようにするとのこと。今回の両駅での利用状況を踏まえ、その他の拠点駅での環境整備も進める予定としている。