米Motorolaは11月13日(現地時間)、低価格帯をターゲットにしたAndroidスマートフォン「Moto G」を発表した。クアッドコアプロセッサを搭載して、価格は179ドル(約17800円、8GBモデル)から。同社は「現在のハイエンド機種の1/3の価格でプレミア体験を提供するスマートフォン」とアピールしている。
ディスプレイは4.5インチで、解像度は1280×720 (329ppi)。プロセッサはSnapdragon 400 (クアッドコア、1.2 GHz)。ストレージは8GBまたは16GBで、Googleのオンラインストレージサービス「Google Drive」の50GBプランを2年間無料で使用できる。メインカメラは5メガピクセル。自動HDR、スローモーションビデオ、バーストモード、パノラマに対応する。フロントカメラは1.3メガピクセルだ。ワイアレス機能はWi-Fi (802.11 b/g/n)、Bluetooth 4.0。GSMモデルはGSM/GPRS/EDGE/UMTS/HSPA+、CDMAモデルはCDMA/EVDO Rev Aをサポートする。内蔵バッテリーの容量は2070mAh。通常の使用 (mixed usage)で最大24時間と、1日の使用に耐える。本体サイズは129.9×65.9×11.6ミリ、重さは143グラムだ。
AndroidはAndroid 4.3 (Jelly Bean)で出荷され、来年前半にAndroid 4.4 (KitKat)へのアップグレードが提供される予定。カーブした背面はカバーの交換が可能。全7色のMotorola ShellとMotorola Flip Shell (ディスプレイカバー付き)、Motorola Grip Shell (5色)を使って、ユーザーは端末を自分の好きな色にカスタマイズできる。
Moto Gは今週にブラジルと欧州の一部での販売が始まり、数週間後にラテンアメリカ、欧州、カナダ、アジアの一部、来年1月に米国、中東、インドなどで発売される。米国では通信キャリア版のほか、MotorolaがMotorola.comを通じてブートローダーのアンロックが可能なSIMアンロック版を販売する。価格は8GBモデルが179USドル、16GBモデルが199USドルだ。