電気通信事業者協会(TCA)は8日、2013年10月末日時点での携帯電話の契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数は、先月と同じくソフトバンクで、22カ月連続の首位となった。先月末に純減に転じたドコモは2カ月ぶりに純増となったものの、大幅な増加にはいたらず、iPhone取扱い効果は大きなものとはなっていないようだ。

携帯電話全体の純増数は42万5,300で、累計契約数は1億3,530万8,100契約となった。ソフトバンクの純増数は22万9,400で、累計契約数は3,429万4,900契約となり、28カ月連続の純増20万超えとなった。KDDI(au)の純増数は15万8,900で、累計契約数は3,920万4,100だった。

一方、9月20日からiPhoneの販売を開始したNTTドコモの純増数は3万7,100、累計契約数は6,180万9,100契約となった。iPhone 5sが丸々1カ月集計期間に含まれる初めての月だったが、純増数はソフトバンクモバイル、KDDIに遠く及ばず。NTTドコモにとって、iPhone 5sの取扱い効果は現在のところ大きなものとはなっていない。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 37,100 61,809,100
KDDI(au) 158,900 39,204,100
ソフトバンクモバイル 229,400 34,294,900
携帯電話総計 425,300 135,308,100

なお、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -16,100 5,400
KDDI(au) -1,200 6,400
ソフトバンクモバイル -8,700 73,000

(記事提供:AndroWire編集部)