Appleの新OS「OS X Mavericks(10.9)」にアップデートする際、外付けHDDのデータが消去される報告が複数あるとして、米Western Digitalがサポートコミュニティ上で注意を呼びかけている。報告にあるHDDは、Western Digital製以外のものも含まれるという。
同社はこれらの報告を調査するとともに、「WD Drive Manager」や「WD Raid Manage」「WD SmartWare」などのユーティリティソフトウェアとの関連の可能性を調べている。そして、原因が特定されるまで、OS X Mavericksへのアップデート前にこれらのソフトをアンインストールすること、アップデートを遅らせることを勧めている。また、既にアップデート済みのユーザーは、ユーティリティソフトウェアを削除し、再起動することを推奨する。同社でも、念のためこれらのソフトの配布を控えているという。
既にアップデートしたユーザーで、外付けHDDにアクセスできなくなった場合は、そのドライブに何も保存せずPCから外し、Western Digitalへのカスタマーサービスへ連絡して欲しいとしている。