石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、地熱発電での安定的な電力供給を実現するため、地熱貯留層評価・管理の技術を開発すると発表した。

日本の地熱発電所は現在、地下から蒸気・熱水を安定的に採取できず、発電出力が安定していないケースがあるという。こ

同社は、地下の蒸気・熱水の流れの評価精度をこれまでより向上させ、地下の熱源部への水の補給を行うことで、蒸気・熱水の採取量の安定化・最適化させるという狙いがある。

具体的には、今年から平成29年度までの5年間、福島県柳津町の柳津西山地熱発電所において、地質調査、数値シミュレーションによる地熱貯留層の挙動予測、試験設備設計・工事、モニタリング、水の補給によって人工的に地表の水を地下の地層(帯水層または貯留層)に浸透する試験などを実施し、その成果を技術マニュアルとして整備する予定。

なお、今回の地熱発電の技術開発のほかに、温泉帯水層と地熱貯留層との関係を科学的に明らかにすることも検討しているという。

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