米Dellは2日(現地時間)、ニューヨークのプレスイベントで新タブレット「Venue」シリーズを発表した。Windows 8.1とBay Trailを搭載した8型タブレット「Venue 8 Pro」や、Bay TrailからHaswellまで搭載プロセッサを選択できる10.8型フルHDタブレット「Venue 11 Pro」、Androidベースの「Venue 7」「Venue 8」などの新製品が登場した。

Venue 8 Pro

Venue 8 Pro

Windows 8.1と、Atomの新クアッドコアプロセッサ"Bay Trail"を搭載した8型タブレット。片手で簡単に持てる薄型軽量で、長時間駆動が特徴という。後述のVenue 11 Proと異なり、CPUの選択はできない。

ディスプレイは1,280×800ドットの8型IPS液晶を採用。プロセッサはIntel Atom Z3740D(1.33GHz)、ストレージは32GBもしくは64GB、メモリは2GB。通信は11a/b/g/n対応無線LANやBluetooth 4.0を搭載。前面に1.2メガピクセル、背面に5メガピクセルのカメラを備える。重量は395g。専用キーボードやスタイラスペンがオプションで用意される。

Venue 11 Pro

Venue 11 Pro

Windows 8.1を採用した10.8型タブレット。プロセッサはBay TrailことAtom Z3770から、Haswell世代のPentium 3560Y、Core i3-4020Y、Core i5-4210Y、Core i5-4300Yを、オプションで選択できる。USB 3.0ポートなどを備えたDell Tablet Desktop Dockやモバイルキーボードもアクセサリとして登場する。

その他の仕様としては、ストレージが32GB/64GB/128GB/256GB SSDから、メモリが2GB/4GB/8GBで選択可能。通信は11n/ac無線LANやBluetooth 4.0対応で、NFCも搭載する。カメラはフロントが2メガピクセル、背面が8メガピクセル。重量は726g。

Venue 7 / Venue 8

Venue 7

Venue 8

「Venue 7」と「Venue 8」はいずれもAndroidベースのタブレット。プロセッサにはClover TrailことAtom Z2760を採用する。薄型軽量が特徴で、仕様では、Venue 7が9.6mm厚で234g、Venue 8が9.8mm厚で292gとなっている。

液晶は1,280×800ドット解像度のIPS液晶で、「Venue 7」では7型IPS、「Venue 8」では8型IPSを採用するが、それ以外の主な仕様はほぼ同等。

ストレージは16GBまたは32GB(Venue 7では16GBのみ)、メモリは2GB、通信機能は11b/g/nやBluetooth 4.0。オプションで3G/HSPA+にも対応する。カメラはVenue 7がフロントにVGAカメラ、背面に3メガピクセル。Venue 8がフロントに2メガ、背面に5メガを搭載する。

Venue 7/Venue 8/Venue 8 Proは10月18日から米国を中心に発売し、Venue 11 Proは11月に販売開始の見込み。価格は下記の通り。

Venue 7 149.99ドル
Venue 8 179.99ドル
Venue 8 Pro 299.99ドル
Venue 11 Pro 499.99ドル

なお、米Dellは同時に、ノートPC「New XPS」や「XPS 11」、「New XPS 13」といった新製品も発表している。