東京電力は19日、福島第1原子力発電所1号機の海側4メートル盤に設置したポンプ室南側付近の消火配管を、ガレキ撤去作業中に誤って切断し、配管から水が漏えいしたと発表した。

漏えいは協力企業の作業員が発見した。漏れた水の量は約300リットル。表面線量率は1時間当たり300~700マイクロシーベルトで、バックグラウンドと同等だという。なお、漏えいは配管の上流側の弁を閉じたことで止まっている。

同社は、配管から漏れた水はろ過水(淡水)で、外部への影響を与えるものではないと説明している。