日本マイクロソフトは9月17日、セキュリティアドバイザリ 2887505を公開し、Internet Explorerの脆弱性によりリモートでコードが実行される可能性があることを発表した。範囲は限定的ながら、この脆弱性を悪用した標的型攻撃の報告があり、同社ではFix Itソリューションの適用を呼びかけている。
影響を受ける環境は、Internet Explorer 6/7/8/9/10/11。セキュリティ更新プログラムが公開されるまでユーザーの環境を保護するために、脆弱性を利用した攻撃を防ぐFix Itソリューションがマイクロソフトより提供される。なお、同ソリューションを適用するためには、MS13-069のIE用累積的なセキュリティ更新プログラムを事前に適用する必要がある。
なお、同社によるとこの脆弱性を悪用した標的型攻撃がInternet Explorer 8/9を対象に行われているとして注意を呼びかけている。Fix Itの適用はサポート技術情報 2887505ページから行うことができる。