堀北真希、吉田恵輔監督から「本当に信頼できるプロの女優」と絶賛

女優の堀北真希が29日、東京・汐留のスペースFS汐留で行われた主演映画『麦子さんと』(吉田恵輔監督 12月21日公開)の完成披露試写イベントに出席した。

映画『純喫茶磯辺』や『さんかく』などの話題作を手掛けた吉田恵輔監督の最新作となる本作は、監督自身の母への想いを元に構想7年という歳月を経て完成したもの。アニメ好きのオタク女子"麦子"(堀北真希)と麦子を捨てたはずの母･彩子(余貴美子)との絆を描く。

堀北は「今年の1～2月に撮影を行い、この前完成したものを見ました。色んな要素が含まれていますが、最後は心が温まる映画になりました」と観客にアピール。本作では、アニメショップで働きながら声優になることを夢見るアニメオタクの女子を演じたが、実際は「アニメを見なくはないです(笑)」と微妙な言い回しながらもアニメ好きであることを明かしつつ、｢麦子を演じるにあたり、大きな船が2つありました。1つはお母さんとの関係性。もう1つは将来のこと。別々なことと思えましたが、撮影が進んでいく中で、2つの問題がリンクすればいいな～と思いながら演じました」と振り返った。

撮影前に主人公の麦子を演じてもらおうと強烈にアプローチしたという吉田監督は「会う前はほんわかしたイメージでしたが、実際にお仕事をご一緒させていただいたらプロでした。NGも出さなければ、氷点下の寒い中、寒い格好をさせても嫌な顔せずに何回もやって頂き、本当に信頼できるプロの女優さんだとビックリしましたね」と絶賛していた。映画『麦子さんと』は、12月21日よりテアトル新宿ほか全国公開。