米Parallelsは8月27日(現地時間)、MacとWindows PCアプリケーションにiPadからリモートアクセスできる新製品「Parallels Access for iPad」を発表した。本製品により、iPad用に最適化されていないアプリケーション上でも、タップ操作などiPadのジェスチャーを使って操作できるようになるという。
「Parallels Access for iPad」では、App Launcherにより、iPad用のアプリであるかのように、WindowsでもMacでも各デスクトップアプリケーションを起動。App Switcherにより、デスクトップ アプリケーション間をタップで切り替える。
iPad native select and dragにより、MacやWindowsアプリケーション上で単語や画像を一本の指で選び、ドラッグして放すという本来のiPadでの操作ができる。
そして、iPad native copy and pasteにより、デスクトップ上で選択、コピーしたものをiPadアプリケーション間でペーストでき、デスクトップからデスクトップへのコピー、ペーストも可能。
Desktop keyboard on iPadにより、WindowsでのAltキーやCommandキー含め、必要な時にキーボードを表示させることができる。
Parallels Access for iPadは、App Storeで入手でき、価格はアクセスするコンピュータ1台につき年間79.99ドル。なお、Windows環境にアクセスするためのParallels Access Agentは現在ベータ版のみであり、ベータ版期間中は無料で利用できる。Parallels Accessは、iPad2、iPad(第3世代、第4世代)、iPad miniで、Parallels Access Agent は、Mac OS X (Lion 10.7、Mountain Lion 10.8と今後登場予定のMavericks 10.9)で利用可能。
また Windows向けParallels Access Agentは、Windows 7、Windows 8で利用可能。なお、日本語版の販売開始時期、および日本国内での販売価格については、現在未定。