AKB48の板野友美が27日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行い、AKB48としての最後の活動を終えた。
公演序盤のトークコーナーは、「ともちんの思い出」がテーマ。メンバーから語られる感謝の言葉や感動の告白にも、板野は「最初から感動すること言わないで」といつも通りクールに突っ込んでいたが、終盤に一転。大島優子の「隣でともちんが笑っていてくれていたから頑張れた」、峯岸みなみの「いつもキラキラしているともちんがうらやましかった」、高橋みなみの「大好きです、本当に」といった言葉に、声を詰まらせながら「ありがとう」と返し、抱き合いながら別れを惜しんだ。
板野は、「みなさん、本当に8年間ありがとうございました」と感謝の言葉を伝えると、「思い返すとたくさんいろいろなことがありましたが、たくさんつらい思いをした分喜びが増えましたし、いろいろな思いをしたからこそメンバーとの絆も強くなったと思います。歩んだ道はつらくはなかった、間違っていなかったと思います」と振り返った。そして、「仲間たち、スタッフさん、ファンの方と出会えたことは運命だと思います」と喜びを口にし、「私のさらなる夢に向かって頑張って歩き続けようと思います。くじけそうになっても強い私でありたいです」と抱負を語った。
すべての楽曲を終えた後、"ともともコンビ"として仲の良かった卒業生・河西智美が花束を手にサプライズで登場すると、驚きと感激で再び大粒の涙を流した板野。最後は、「ありがとうございましたー!」といつもの笑顔を見せながら、8年間の思い出がつまったAKB48劇場のステージを後にした。
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