講演者である「ミオ・ファティリティ・クリニック」の見尾保幸院長 (提供:ミオ・ファティリティ・クリニック)

日本科学未来館は、サイエンティスト・トーク「妊娠を科学する! -生命を生み出すしくみとその限界-」を9月22日(日)に開催する。

同イベントは、弊誌にて日本科学未来館の科学コミュニケーターである松山桃世氏のコラム「妊娠を科学する! - 男も知っておくべき高齢出産時代の妊娠のための基礎知識」においてもたびたびその名が出てくる不妊治療から妊娠、出産までを扱う生殖医療クリニック「ミオ・ファティリティ・クリニック」の見尾保幸院長が、普段目にしない、学校でもほとんど教わることのない、人が持っている「生命を生み出すしくみ」について、医療現場で見てきた、その精妙な制御と奇跡的なできごとの連続について講演を行うトークショー。

女性の身体の中で、卵子はどのように作られていくのか、どのような難関をどのような確率でとおりぬけ、生命が誕生するのか、そして高齢出産は何が問題となるのかといった話題や、同クリニックにて撮影された世界初となる「人の受精の瞬間」の映像などが紹介される予定で、講演終了後には、見尾委員長と聴講者が直接話をする時間を設けられる予定であり、「妊娠・出産の現状や医療現場にいる方々の思いなど、関心のある方はぜひ会場にお越しいただきたい」と日本未来館ではコメントを出している。

なお、開催日時は9月22日の14:45-15:45(その後、講師との質疑応答が16:15まで行われる予定)で、15:45までの講演はUstreamにてライブ中継が行われる予定。

開催場所は日本科学未来館3階の実験工房で対象は中学生以上(内容は中学生以上だが、小学生も参加可能)、店員は45名で参加費は入館料のみ、事前申し込みは不要であり、直接会場受付にて申し込む形となる。

体外受精によって得られた、人の受精卵 (提供:ミオ・ファティリティ・クリニック)