アイドルユニットのももいろクローバーZが4日、神奈川県・日産スタジアムでワンマンライブ公演「ももクロ夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE 2013 8.4 日産スタジアム大会」を開催した。
「ももクロ夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE 2013 8.4 日産スタジアム大会」を開催したももいろクローバーZ(左から佐々木彩夏、有安杏果、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに) photo by 上飯坂一+Z |
ももクロにとって過去最大規模の会場となったこの日の日産スタジアムには、会場に約6万人のファン、そして日本全国55カ所で同時生中継されたライブビューイングに約2万5,000人のファンが集結した。ライブのオープニングには、「マーチングバンド全国大会」にて文部科学大臣賞・グランプリに輝いた、神奈川県立湘南台高等学校吹奏楽部によるマーチングバンドが登場。高校生とは思えないパフォーマンスで会場を沸かせると、ステージ上の巨大バルーンが破裂し、巨大なメンバーの顔型オブジェが出現。さらに、後方からはロケットマンが空中へと飛び立ち、会場からは大歓声が沸き起こる。そして、会場にライブの定番イントロである「overture ~ももいろクローバーZ参上!!~」が響きわたり、大声援&大喝采に迎えられた、ももクロメンバーがステージに姿を現した。
聖火リレーが行われるなど、スポーツとももクロらしい演出が融合したオープニングだったが、メンバーが聖火台へ到着すると、「サラバ、愛しき悲しみたちよ」を作曲・編曲したギタリスト・布袋寅泰が登場。国歌「君が代」を演奏してライブの幕を開けると、続けて「PUSH」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」を演奏し、会場を大いに盛り上げた。サウンド面でも大きく飛躍したももクロのライブは、4月に行われた西武ドーム公演に引き続き、武部聡志率いる「ダウンタウンももクロバンド」が全29曲中17曲を演奏。ライブパフォーマンスには、より一層磨きがかかっていた。
中盤では、東京・六本木のニコファーレで行われていた「セーラームーン20周年記念イベント ミュージカル製作発表会」との二元中継がなされ、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の主題歌「ムーンライト伝説」を新たにリアレンジカバーすることを発表するとともに、ライブでも披露された。また、和太鼓奏者・ヒダノ修一と共に披露した新曲「ももいろ太鼓どどんが節」はロックバンド・怒髪天が作詞、作曲、編曲、そして演奏を担当した新曲。同曲は「ゲーム・太鼓の達人」CMタイアップ曲であり、「太鼓の達人」キャラクターのどんちゃんも駆けつけ、ライブのボルテージは最高潮に達した。
ライブの途中には、お笑い芸人の猫ひろしによるマラソンチャレンジ企画や、マーチングバンドパフォーマンス、武井荘と百田夏菜子によるハンディキャップ短距離走など、ももクロらしい企画も随所に盛り込まれていた。恒例となった松崎しげるによるサプライズ発表では、12月23日に西武ドームにて「ももいろクリスマス2013~ようこそ極寒の世界へ」を開催することを発表。4時間を超える「ももクロ夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE 2013 8.4 日産スタジアム大会」はライブ最終曲「黒い週末」をオールキャストで臨み、大盛況のうちに幕を閉じた。
■「ももクロ夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE 2013 8.4 日産スタジアム大会」セットリスト
1.PUSH with 布袋寅泰
2.サラバ、愛しき悲しみたちよ with 布袋寅泰
3.仮想ディストピア
4.DNA狂詩曲
MC1
5.Z女戦争
6.猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
7.月と銀紙飛行船
8.上を向いて歩こう ~ ゲッダーン
9.ココ☆ナツ
MC2
10.ワニとシャンプー with 箕輪はるか
MC3
11.5 The POWER
12.ムーンライト伝説
MC5
13.Neo STARGATE
14.宙飛ぶ!お座敷列車
15.ももいろ太鼓どどんが節
MC6
16.上球物語
17.BIONIC CHERRY
18.ピンキージョーンズ
19.Chai Maxx
20.キミノアト
MC7
21.バンビーナ / 布袋寅泰
22.行くぜっ!怪盗少女
23.労働讃歌
24.走れ!
25.ももクロのニッポン万歳!
MC8 エンドトーク>
ENCORE
26.灰とダイヤモンド
27.コノウタ
28.さくらさくら ~ ニッポン笑顔百景
29.黒い週末
MC10 エンドトーク
(写真:上飯坂一+Z)