JR西日本は28日、中国地方の豪雨を受け、山陰本線と山口線の一部区間で運転を見合わせた。29日も山陰本線益田~長門市間、山口線宮野~益田間で終日運休となる。

山口線を走る「SLやまぐち号」も運転見合わせとなった(写真はイメージ)

山口県および島根県では、「観測史上最大」ともいわれる豪雨に見舞われており、山口市のJR山口線では鉄橋が川に流され、線路が寸断されたと報じられている。

JR西日本は28日の始発から山口線津和野~徳佐間で運転を見合わせ、この日のうちに運転見合わせの区間は山口線全線(新山口~益田間)と山陰本線益田~長門市間に拡大。山口線の「SLやまぐち号」はこの日の運転を取りやめ、特急「スーパーおき」も全列車で新山口~益田間の運転を取りやめた。その後、山口線の新山口~宮野間は徐行運転で再開されている。

29日も引き続き、山陰本線益田~長門市間、山口線宮野~益田間で終日運転見合わせに。山陰本線東萩~長門市間では代行輸送を実施する。なお、JR西日本ではこれらの区間への旅行を見合わせるよう呼びかけており、券面に記載された旅行開始日時までにきっぷを駅に持参すれば、払い戻し・有効期間の変更など無手数料で対応するとのこと。