富士通は5日、同社個人向けPCの2013年夏モデルを発表した。デスクトップ「ESPRIMO」からは、パイオニアと共同開発した最大30Wの独立スピーカーを備えた「ESPRIMO FH78/LD」が登場。シャイニーブラックとスノーホワイトの2色を用意し、発売日は6月7日、価格はオープン。店頭予想価格は260,000円前後。

シャイニーブラック

スノーホワイト

2013年春モデルからの進化点は、CPUにインテルのHaswell(開発コードネーム)こと第4世代Coreを搭載、フルHD液晶でタッチ操作に対応、最大30出力の独立スピーカーユニットを備えた点などで、合わせて本体デザインもリニューアルされた。ラインナップ的には、継続販売となる液晶一体型モデル、21.5型ワイドの「FH56/KD」、23型の「FH77/JD」の上位モデルに位置する。

継続販売となる「ESPRIMO FH56/KD」(写真左)と「ESPRIMO FH77/JD」(写真右)

新モデル「ESPRIMO FH78/LD」の本体脚部に据え付けられたスピーカーユニットは、サブウーファー一体型。最大出力は30Wで、スピーカー部で10W+10W、サブウーファーで10W。高強度のアルミダイキャスト、および液晶部分とスピーカーユニットを分離することで振動を抑え、音の広がりや明瞭度が最適になる角度で配置される。

テレビ機能は従来に続き、独立チューナーで電源オフから約1.5秒でテレビが視聴できる「クイックテレビ」に対応。今回の2013年夏モデルより、新たにスマートフォン経由での予約録画が可能となった。

なお、2013年春モデルで付属していた「ワイヤレスタッチパッド」は別売りとなる。Webカメラと赤外線センサの組み合わせにより、ユーザーが画面を見るときの視線移動でWindows 8のチャーム表示やスクロール操作などを行う「視線アシスト」機能は、引き続き搭載する。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4700MQ(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが3TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)。23型ワイドの液晶ディスプレイはIPS方式で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)、タッチ対応。OSはWindows 8 64bit。

インタフェースはUSB 3.0×4、USB 2.0×2(うち1ポートは電源オフ時充電可)、HDMI出力、メモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC対応)、約92万画素Webカメラ、ヘッドホン出力など。

通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0+HS。テレビ機能は地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2に加え、視聴専用の地上/BS/110度CSデジタルチューナー×1。本体サイズはW571×D201×H431mm、重量は約10.8kg。