Camino is an open source web browser for Mac OS X users.

Caminoプロジェクトは5月30日(米国時間)、「Camino Reaches Its End」においてCaminoの開発を終了したことを発表した。CaminoはGeckoベースで開発されたMac OS X向けのブラウザ。Caminoの前身となったブラウザは2002年に最初のバージョンがリリースされており、10年以上の歳月を経てCaminoはその役割を終えることになった。

Caminoプロジェクトでは、現在は10年前と異なりChrome、Firefox、Safariといったように複数のブラウザをMac OS Xで選択できるとし、Caminoユーザへこうしたモダンな最新のブラウザへ移行することを推奨している。Caminoはこれ以上アップデートされないため、使い続けることはセキュリティ上の懸念が残る。Caminoユーザにはほかのブラウザへの移行が推奨される。

Net Applicationsの報告によれば、デスクトップにおけるブラウザのシェアはIE、Firefox、Chrome、Safari、Operaで99%以上のシェアを確保している。レンダリングエンジンもIEが採用しているもの、Firefoxがベースとしているもの、Chrome/Safariおよび今後のOperaが採用するWebKit系列のものなどが主流になっている。