Defense Advanced Research Projects Agency

米国防総省国防高等研究計画局(DARPA)は5月29日(米国時間)、迅速なセンター搭載軍事デバイスの開発を目的とした「ADAPTプログラム (Adaptable Sensor System program)」の初の参照実装となるUGS (Unattended Ground Sensor)の開発に成功したと発表した。UGSはADAPTコアと呼ばれるAndroidベースのセンサー処理システムをベースに構築されており、ソフトウェアを使ったアップデートが可能とされている。

監視や偵察に利用するセンターシステムの開発には現在では3年から8年ほどの期間がかかっているという。DARPAではこれを1年以内に短縮することを目指し、ADAPTプログラムを進めてきた。これを実現する鍵はスマートフォンなどの民生品で活用されている技術であるとし、Anrdoidをベースに軍事利用向けのシステムの開発を進めてきたとしている。

新しく開発されたセンサーコアシステムはセンサーシステムの開発にかかるコストを引き下げると同時に、開発期間の短縮、ソフトウェア更新によるシステムのアップグレードが可能で、センサーを必要とするさまざまな軍事品の基盤装置として活用できる。