UQコミュニケーションズは5月7日、WiMAX機器に対するIPアドレスの割り当て方法を変更すると発表した。IPv4アドレスが枯渇している現状を踏まえて、グローバルIPアドレスの付与をとりやめ、プライベートIPアドレスをへ切り替えていく。変更は2013年6月以降、順次展開していく予定。

今回の変更は、UQ Flat年間パスポート/UQ Flat/UQ Stepのユーザーが対象。UQ Flatプラス(プロバイダとしてau.NETを利用)、UQ 1 Dayは適用対象外になる。

UQコミュニケーションズでは、変更の影響範囲について、「大部分の利用形態においては引き続き問題なくご利用いただけますが、グローバルIPアドレスの利用に依存している一部のアプリケーション等はご利用いただけなくなる場合があります」と説明。具体例として以下のようなケースを挙げている。

  1. オンラインゲームの一部(ルータのUPnP対応やポート開放設定が必要と案内されているもの)
  2. サーバとしてのご利用の一部(DynamicDNSを利用するもの、外部からIPアドレスを指定してアクセスするもの)
  3. リモートアクセス(VPN)の一部(TCP/UDP以外のプロトコルを利用するもの)
  4. その他、プライベートIPアドレスのご利用に未対応のアプリケーション・ネットワーク機器

同社は、今回の変更に併せて、グローバルIPアドレスの割当を保証するオプションサービスも提供する。利用料金は100円/月で、申込み受付は5月21日に開始。同オプションは2013年9月末までは無料で利用できる。

グローバルIPアドレスオプションの案内ページ