4月27日に公開される特撮ヒーロー映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』の完成披露試写会が16日、東京・新宿のバルト9で開催され、舞台あいさつに石垣佑磨、白石隼也、竜星涼、池田純矢、小宮有紗、金田治監督が登壇した。
本作は、仮面ライダーとスーパー戦隊の二大ヒーローが共演する2012年に公開された『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』シリーズの第2弾。今回は新たに『宇宙刑事ギャバン』をはじめとしたメタルヒーローシリーズが新たに参戦。魔法の力で復活した悪の秘密結社ショッカー改めスペースショッカーを相手に、ヒーローたちが夢の共演を果たし、地球の危機に立ち向かう姿が描かれている。
ヒーローたちが夢の共演を果たすというだけに、この日の舞台あいさつにも各作品を代表して年代を超えたキャストが登場。2012年に公開された『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』では、宇宙刑事ギャバン typeG/十文字撃役を演じた石垣は「昨年、30年ぶりに蘇ったギャバンが、ヒーローたちと一緒に地球を守るというこの作品に参加できて本当にうれしいです。3分に1回は生身のアクションがあって、スペースイカデビルやスペース蜘蛛男にいじめられてます」と会場を笑わせつつ、本作を"奇跡の映画"と表現し、「一生忘れられない映画になるように僕も命をかけてがんばりました」と本作への自信をみせた。
仮面ライダーウィザード役の白石は「作品を見て自分自身もスカッとしました。みんなもスカッと笑顔になって帰ってください」と爽快感を挙げ、続くキョウリュウレッド役の竜星は「『キョウリュウジャー』の映画出演は初なんです。子供から大人まで楽しめる作品になったと思います」と初の映画出演に感慨深げ。ゴーカイシルバー役の池田は映画『アベンジャーズ』をかなりライバル視している様子で、「ヒーローとは、正義とは何かという王道を描いている、世界に誇れる作品です!」と熱く語り、紅一点、イエローバスター役の小宮は「『ゴーバスターズ』の本編が終わった後の世界なので、みんなの成長を見てください」と見どころをアピールした。
そして、金田監督は「予算がないから(ギャバンの故郷の)バード星で日帰りで撮影してきました」と笑いを誘うと「全宇宙規模で戦う映画です。歴史あるヒーローたちが、それぞれの持ち味を発揮してくれたと思います」と、仕上がりにかなりの手応えを感じている様子。ラストには石垣が「どんな人でも正義の味方になれることを伝えたいです。ファンの皆さんがヒーローです!」と締めくくり、大盛況の舞台あいさつは幕となった。
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』は4月27日公開。