船井電機は4月2日、米国Lexmark Internationalが保有するインクジェットプリンタに関する特許権を含む関連技術および資産を取得することについて合意したと発表した。

同技術および資産の取得について同社は、1997年以降、Lexmarkのインクジェットプリンタのハードウェアを受託製造してきており、開発段階からの協業も行ってきたが、Lexmarkのインクカートリッジを含めたプリンタ関連製品資産を取得することで、従来は受託製造の形態で展開してきたインクジェットプリンタ製品を、より収益性の高いインクカートリッジの製造販売まで含めて自社内で提供できる体制を整えることが可能になることから、今後のビジネスの継続的に成長させることが可能との判断をした結果と説明。

取得する資産については主に以下の4種類

  1. インクジェットに関する特許権
  2. 米国に於けるインクジェットプリンタ関連製品の開発リソース
  3. フィリピンに於けるインクジェットプリンタ関連製品製造子会社の全株式(土地・建物・設備および人員)
  4. その他関連技術・資産

取引価額は95億円(1ドル95円換算)で、取得費用は全額自己資金で賄われる予定。取得期日は2013年の上半期中を予定しているという。