東京都渋谷区は、区制施行80周年を記念した同区のPRキャラクターを発表した。

渋谷区の公式キャラクター「あいりっすん」

素顔の「あいりっすん」。目元の花のマークはメイクだという

2012年7月25日~9月28日にかけて募った作品1,547点の中から選ばれたのは、渋谷区立の小学校3年生である幸喜美遥(こうき みのり)さんが制作した「あいりっすん」。区の花であるハナショウブ(英語名「アイリス」)がもとになったキャラクターで、「あい」は英語の「I(私)」と「eye(目)」、渋谷への愛「あい」という意味を、「りっすん」は英語の「Listen(聞く、注目する)」という意味も含んでいるという。

また、頭にはハナショウブの花飾り、ワンピースの柄はハナショウブの花びらの筋、えりはめしべとおしべ(花飾りと同じ)をデザイン。顔や手足はハナショウブの葉や茎をイメージしている。目の部分の花のマークは、アートディレクターの増田セバスチャンが施した"アイメイク"とのこと。ハナショウブの妖精で、性別は女性。代々木公園に住んでいて、好きなことは花の水やりと化粧、夢は「いとこのあやめちゃんと原宿にアクセサリーのお店を開くこと」といった設定が付与されている。

今回のPRキャラクター選定の審査には、モデル・歌手であるきゃりーぱみゅぱみゅをはじめ、クリエイティブディレクターの箭内道彦、よしもとクリエイティブ・エージェンシー PRプロデューサーの永谷亜矢子らもアドバイザーとして参加した。

なお、「あいりっすん」は今後、区ニュース、ホームページ、各種印刷物、着ぐるみなど、区政のいろいろな場面に活用される予定。くみんの広場をはじめとした、区の行事にも登場するということだ。