「水曜日」にスーパーで買う野菜が新鮮ではない理由

同じ値段で野菜を買うのなら、よりおいしい野菜を選びたいもの。ここでは誰でも簡単に実践できる、おいしい野菜の選び方や買い方をご紹介します。今日の買い出しから、是非試してみてください。

■市場が休みの「水曜日」は買い出しを避ける

昔からの風習で、市場は水曜日が休みの場合が多いです。そのため、水曜日は新鮮な野菜が入荷されず、前日に多めに仕入れたものが並ぶこともあります。

おいしい野菜を買うために買い出しの曜日を決めるのであれば、市場が休みの日は避けるようにしましょう。地域によっては水曜が休みではないこともあるので、青果売り場担当の店員さんがそばにいたら確認してみましょう。

■おいしい野菜を買う、オススメのタイミング

生ものである以上、新鮮さは何よりも重要です。大手スーパーや市場では極端に古い野菜は置いていませんが、今まさに新しい野菜を陳列している現場に遭遇したら、是非チェックしてみましょう。

通常は午前中の早い時間に一度並べられ、商品の減り具合や、お客さんが増える時間帯に併せて追加で並べられます。つまり、朝のうちに行けば、より鮮度のいい、おいしい野菜を購入できます。

■青果売り場の陳列場所を要チェック

同じ野菜なのに、一方は常温に置かれ、一方は冷蔵に置かれている…という光景を見たことのある方も多いはず。野菜は、種類によって適切な保管温度や湿度が異なります。そのままの状態か、フィルムなどに包まれているかによってもかわりますし、同じ野菜でもブランドによって微妙に異なるのです。

家庭では、買ったときと同じ条件で保管することで、売っているときのおいしさを保てます。ただし常温においてある野菜の場合は、野菜売り場全体に冷房が効いているから良いのであって、室温の高い家では傷みやすくなりますからご注意を。

■簡単にわかる、おいしい新鮮野菜の特徴

土の上に育つもの(キャベツやほうれん草などの葉物、トマトやきゅうりなどのサラダ野菜)は太陽の光を浴びて育つので、新鮮なものは色鮮やかです。みずみずしさがなくなり、先の方がぱさぱさしてきているのは鮮度が落ちています。逆に土の中で育つもの(ジャガイモやニンジン、ゴボウなどの根菜)は、水分が多すぎると芽がでてしまいます。表面にシワが出ているものも避けましょう。

野菜は呼吸しているので、長時間袋やパックに密封された状態で売られると、内部に水滴がついてきて、色も悪くなってしまいます。きのこ類は特によく見て購入しましょう。また、付け根部分があるものやカットして売られているものは、切り口から傷みやすくなります。変色していないか、ひび割れたりしていないかもチェックします。

野菜別のおいしい見分け方は、市場などの野菜を扱っているサイトで確認できます。プロの知識を参考に、是非おいしい野菜を見分けて購入しましょう。

参考サイト
佐賀青果市場 野菜・果実の鮮度の見分け方
丸果札幌青果 野菜の見分け方・選び方