NECは3月19日、同社のメインフレーム「ACOS-4シリーズ」の専用ストレージとして、記憶媒体にSSD(Solid State Drive)を全面採用したストレージ「iStorage A5000」を開発し、同日より販売を開始した。

「iStorage A5000」

SSD全面採用に加え、マルチコアプロセッサや高速6Gbpsドライブインタフェースなどの搭載などにより、従来機であるiStorage A4900に比べ、装置性能(IOPS性能)を最大3倍に向上、消費電力を約50%削減することが可能となるという。

また、メインフレーム業界で初めて、ドライブ部を3重化し、2重故障も救済できるトリプルミラーを採用。これにより、高いデータ可用性を実現したほか、装置の構成部品はバックボードも含めて完全に冗長化しているため、完全無停止保守が可能となり、連続可用性を実現したという。

「iStorage A5000」の標準レンタル価格は、月額207万円(税別)から。出荷開始は3月29日を予定している。