LG Electronicsは2月25日 (米国時間)、モバイルOS「webOS」をHewlett-Packard (HP)から獲得したと発表した。次世代のスマートTV技術の開発に用いるという。
LGはwebOSのソースコード、関連するドキュメントやWebサイト、R&Dチームなどを取得する。両社はまた、HPがPalmから取得した特許やユーザーインターフェイス技術など、webOS製品を実現する上で必要なHPの知的財産をLGにライセンスすることでも合意した。LGは、webOSのR&Dチームを同社のシリコンバレーラボに統合する計画で、これに伴いシリコンバレー地域のR&D拠点を3カ所(サンノゼ、サニーベール、サンフランシスコ)に拡大する。
webOSはPalmが開発したスマートフォン/タブレット向けモバイルプラットフォームだ。2010年にHPがPalmを買収したことで、HPがwebOSおよびPalmが所有していたモバイル関連技術を取得。HPは2011年にwebOSをオープンソース化した。LGはwebOSのオープンソースプロジェクトOpen webOSとEnyo (JavaScriptフレームワーク)の牽引役をHPから引き継ぐ意向を示している。なおPalmユーザーのサポートは引き続きHPが担う。