与信管理サービスを提供するリスクモンスターはこのほど、「この企業に勤める人と結婚したい」アンケート調査を実施し結果を発表した。
今回の調査は、2011年10月に発表した初回調査に続く2回目。調査対象者は20~39歳の男女(有効回収数500)、調査期間は2012年11月28日~11月29日でインターネットによる調査。調査対象企業は、年間売り上げ2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社を無作為抽出した。
1位は「任天堂」、2位「ANA」、3位「タニタ」「グーグル」
「この企業に勤めている人と結婚したい」ランキングでは、トップは「任天堂」、次いで「全日本空輸(ANA)」が2位、「タニタ」「グーグル(Google)」が同率で3位。以下「アップル(Apple)」「三菱商事」「資生堂」と続いた。
選択した理由を自由回答及び結婚相手の企業に重視するイメージで尋ねたところ、前回と同様に「安定している」「給与がよい」という回答が随所に見られる結果となった。
前回の調査結果と比較すると、前回上位を占めていたパナソニック(前回1位⇒今回40位)やソニー(前回2位⇒今回11位)、シャープ(前回5位⇒今回125位)などの大手電機メーカーが、最近の企業業績悪化による業界全体の低迷の影響を受け大きく順位を下げた。
これに対し、スマートフォン・タブレット端末の市場で好調を維持している外資系のトップIT企業や、資源価格高騰が続き好調な業績を維持している大手商社、社会インフラとして欠かせない鉄道会社など、成長性や安定性のイメージが強い企業が、順位を維持もしくは上昇させていることが分かったという。
調査では、結婚相手が勤める企業に求める条件は変わらないながらも、実際に名前が挙がる企業は、最近の企業業績動向等が顕著に反映された結果になっていると分析している。
性別ごとにベスト3を見てみると、男性が望む結婚相手が勤める企業として「資生堂」「任天堂」「タニタ」となり、女性が望む結婚相手が勤める企業としては「グーグル」「任天堂」「全日本空輸(ANA)」となった。
男性は結婚相手が勤める企業として食品や化粧品関連などを挙げ、生活や美容を意識していることがうかがえる。それに対し、女性は商社や銀行などがより上位に来る傾向にあり、給与水準が高く、安定している企業を望んでいることがうかがえるとのこと。
結婚相手の勤める企業について重視するイメージは?
結婚相手の勤める企業についての重視するイメージは「安定している」「給料がよい」「将来性がある」「社員を大切にしている」「土日が休み」「休暇制度が充実」が上位となった。安定・高収入は上位として挙がっており、また"転勤が多い有名大企業"より"社員を大切にする企業"が望まれていることは前回と変わらない傾向だという。前回と比較して休暇がしっかり取れ、子育て支援が充実している企業を強く望む傾向となっている。
また、同ランキングを性別にみると、「安定している」「給料がよい」に加え、「将来性がある」「退職金や年金がよい」といった回答が女性の方が高い結果となった。将来の大黒柱は男性となる可能性が高いことから、やはり女性は男性に対して現在の安定に加え、将来の収入も望んでいることがうかがえるという。一方、男性では、子育て、少残業、堅実、休暇充実が上位となり、堅実に収入を得ながら生活を支えてもらいたいと望んでいることがうかがえる結果となった。